用語解説
宇宙のエネルギー返し
これは、お釈迦さまが唱えた「縁起の法則」、現代的にいえば「作用・反作用の法則」のことです。
壁にボールをぶつければ、ボールは壁を押そうとし、壁もボールを押し返そうとする力が発生します。
このように、エネルギーを発生したものには、放出したエネルギーが相応のエネルギーとなって還ってきます。
実は宇宙は、その人が発進した思いと行動に対しても、必ず同等のエネルギー還しをしてくるのです。
このエネルギー還しによって、人は幸・不幸が分かれてきます。
しかし、この世では善人が不幸になったり、悪人が富を得たり、エネルギー還しが正当に働らかないことがあります。
その理由は、宇宙のエネルギー還しは、この世だけで完結する法則ではないからです。
悪人であっても、大金持ちになる人はいます。
それは、宇宙のエネルギー還しによって富を得ているのではなく、他者の迷惑を顧みない行動力によって起きている自己実現です。
宇宙のエネルギー還しというのは、良き思い、良き行動を起こした人には良き恩恵が還ってき、悪しき思い、悪しきことを起こした人には、同等の破壊現象が還ってくることをいいます。
ですから、イエスさまのように神仏の使者として使命を遂行しているのにも関わらず、宇宙のエネルギー還しを生前受けることができず、この世的に不幸になった方は、死後、宇宙のエネルギー還しを受け、天上界で至福のときを送ることができます。
そして、ヤクザの親分さんように、生前悪事を働いて富を得た人は、本人が放射し続けた悪想念と、他人を不幸にした分のエネルギー還しを受け、死後地獄で苦しむことになります。
また、法を犯す悪事をしたことがないのに、地獄に堕ちて苦しんでいる人が大勢いらっしゃいますが、その理由は、行為ではなく、「怒り」「恨み」「妬み」「憎しみ」「悲しみ」「恐怖心」等の負の思いを、一定の許容量を超えて出し続けたために、
宇宙のエネルギー還しを受けているからであります。 (´ヘ`;
このように、地獄での報いは、「罰」として与えられているというより、生前放射した「負の思い」と「負の行動」に対する反作用が、ダイレクトに行われているということです。
この世は物質世界であるために、エネルギーの作用・反作用がダイレクトに起こりにくいのですが、死後、人は霊(思考するエネルギー体になりますので、宇宙のエネルギー還しをダイレクトに受けるようになるのです。
※参考・レポート「自殺について(4)宇宙の判定」