用語解説
至高神(地球の神々のリーダー)
世界的な宗教には、神々や天使を統べる「至高神(しこうしん)」というリーダー的存在が登場します。
たとえば仏教では、「大日如来」「阿弥陀如来」「薬師如来」など、様々な如来が存在しますが、無数の如来の中で、根本となる如来のことを「本仏」といいます。
仏教には「釈迦本仏論」という説がありますが、これを現代のスピリチュアル理論で説明しますと、
「お釈迦さまの魂の兄弟(グループ・ソウル)の本体に当たる大霊が、
地球の神々のリーダーである」
ということになります。
また現在のキリスト教ではイエスさまのこと「主」とお呼びしておりますが、イエスさまは、至高神のことを「父」と呼んでいました。
中国の儒教(じゅきょう)や道教(どうきょう)では、至高神のことを何と呼んでいるかと申しますと、「天帝(てんてい)」と呼んでいます。
日本では儒教は道徳と認識している方が多いですが、開祖の孔子さまは、教えの中で「天帝」の存在について触れているのです。
このように、至高神(地球の神々のリーダー)の呼び名は各宗教によって異なっておりますけれど、昨今のグローバルな研究によって、同一の存在が異なった呼ばれ方をしている可能性が濃厚になってきました。
至高神(地球の神々のリーダー)は自身の魂の一部を何度も降臨させ、東洋文明の源流をつくって来たと言われています。
その中で最も有名な方が、インドで仏教を開いたお釈迦さまです。
ですから、仏教には、東洋文明を見据える「Buddha's eyes(仏陀の目)」というシンボルが存在します。
それは、全知全能の目であると言われています。
一方、西洋にも全知全能の目が存在します。
それはアメリカ合衆国の国章(裏面)、そして、秘密結社フリーメイソンの紋章ともなっている「Eye of Providence(全てを見通す目)」です。
この目は、エジプト神話の「Eye of Thoth(トートの目)」を原型にしていると言われています。
トートの目は、日本では「ホルスの目」と呼ばれることが多いのですが、ホルスの目の左眼は「トートの目」と呼ばれていて、至高神(地球の神々のリーダー)を象徴しています。
( Eye of Providence(全てを見通す目)も、左眼です。 )
西洋には、
「至高神(地球の神々のリーダー)は、アトランティスに祭司王トート(Thoth)、
ギリシャに転輪聖王ヘルメス(Hermes)として生まれ
錬金術など科学の基となる天界の秘術を伝えた」
という古文書『エメラルド・タブレット』が残っております。
実は、近代の研究によって、イエスさまは青年期にエジプトに留学をし、その思想を学んでいたことが分かってまいりました。(初期のキリスト教では、こういった事実が、数多く語られていました。)
ですから、西洋には、
「魂の兄弟(グループ・ソウル)であるトートとヘルメスが一体となって、
全知全能の目で西洋文明を見据えている」
という思想があるのです。
このように至高神(地球の神々のリーダー)は、東洋に「内省的で調和的な文化」を、西洋に「外交的で発展的な文化」を建設するべく、その種子を世界中に蒔き続けて来たのです。